導入自治体事例岩手県岩手町

健康から、新しい地域産業が動き出す

県・自治体・大学・医療・企業がつながり、交流人口や観光、地域内経済循環を生み出す岩手の広域連携モデル

石神の丘アートコースでのウオーキング 石神の丘アートコースでのウオーキング

 岩手県岩手町では、クアオルト健康ウオーキングを住民の健康づくりだけでなく、観光や交流、地域活性化につなげる取り組みを進めています。町では「石神の丘アートコース」と「岩手町総合運動公園コース」を整備。道の駅や美術館、町が誇るホッケー文化など既存の地域資源とウオーキングを組み合わせ、町外から人を呼び込む新たな交流のきっかけとしても活用しています。

 さらに特徴的なのが、岩手町だけで完結しない県全体の動きです。岩手県では「いわてクアオルトネットワーク研究会」を設立し、クアオルトに取り組む自治体、大学、企業などが地域を越えて連携。健康づくりを入口に、交流人口の拡大や観光振興、地域産業への波及を目指しています。

 2026年には、民間企業を中心に大学、自治体、金融機関などが参加する「いわてクアオルト共創ネット」も本格始動。健康経営や人材育成、若者の地域参加、企業支援など、クアオルトを軸とした新たな事業や連携の可能性が広がっています。

 歩く人が地域を訪れ、地域のサービスや資源に触れ、企業や大学との新たなつながりが生まれる。岩手町をはじめとした岩手県の取り組みは、健康づくりを起点に人と地域、企業をつなぎ、新しい交流と地域内経済循環を生み出していく広域連携のモデルです。