日本型クアオルトとは
日本型クアオルト先進地 上山の取り組み
地域の健康づくりから特定保健指導へ
2015年(平成27年)、厚生労働省の宿泊型新保健指導(スマート・ライフ・ステイ)の補助事業として全国7自治体が採択され、東北で唯一選ばれたのが上山市の取り組みです。
この取り組みは、上山市が中心となり上山市医師会などの地域内連携の基盤を強化、保健指導は(公財)やまがた健康推進機構、事業の全体分析や評価は山形県立保健医療大学、そして観光プログラムはかみのやま旅館組合と上山市観光物産協会が担当し、これまでにない大きな仕組みで、国保の対象者だけでなく全国の健康保険組合を対象として実施しました(※4)。
この取り組みが高く評価され、2016年(平成28年)からは、本格実施が始まり、全国の企業や団体の方々の宿泊型新保健指導(スマート・ライフ・ステイ)が実施されています。
※4:スマート・ライフ・ステイ最終結果
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/siryou2-1.pdf
スマート・ライフ・ステイ(宿泊型新保健指導)
上山市における連携の仕組み
健康経営との連携:保養所から健康保養地の活用へ
2016年(平成28年)10月には、太陽生命が、上山市で取り組まれている日本型クアオルト事業を活用して、社員の健康づくりを目指す「上山型温泉クアオルト(健康保養地)活用包括的連携に関する協定書」を締結しました。これまでの保養所活用から、様々な健康プログラムや食に対する配慮がなされている健康保養地全体の仕組みを活用して、健康経営を進めようという全国初の取り組みです。これまで、上山市が目指してきた、地域資源を活用しながら、地域住民と訪れる方々が健康になる仕組みである日本型クアオルトが、高く評価されている結果と考えられます。
主な受賞歴
- 第4回 ヘルスツーリズム 大賞(2011)
- 第3回 健康寿命をのばそう!アワード 優良賞(2014)
- 第1回 ジャパン・ツーリズム・アワード 国内・訪日領域・地域マネジメント部門 部門賞(2015)
- 第1回 やまがた健康づくり 大賞(2015) 等を受賞。
- 農林水産省「ディスカバー農山漁村の宝」コミュニティ部門 準グランプリ(2019)
将来につながる健康のまちづくり
生活習慣病対策、介護予防、企業のストレスチェックに対応するメンタルヘルス・プログラム、認知症予防、健康寿命延伸など、急速に高齢化が進む自治体にとって、今後、ますます地域あげての健康づくりである日本型クアオルトの重要性が増してくると予想されます。
地域には、国保の対象者だけではなく、企業の健保、共済組合の対象者など様々な住民が居住しています。地域あげての健康づくりには、これらの健保組合等と連携して、事業推進する必要があります。上山市は、地域の産業や人材、自然環境などの資源を活かしながら、ドイツをお手本とするまちづくりを進め、これまで培ったノウハウをたくさんの自治体に提供し、全国の自治体や企業と連携して健康のまちづくりを進めているところです。
上山市の歩み
1994年 |
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1995年 |
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2000年 |
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2005年 |
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2009年 |
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2010年 |
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2011年 |
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2012年 |
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2013年 |
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2014年 |
平成25年度事業の継続、特記事項として以下の事業を実施しています。
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2015年 |
平成26年度事業の継続、特記事項として以下の事業を実施しています。
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2016年 |
平成27年度事業の継続、特記事項として以下の事業を実施しています。
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2017年 |
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